まず、「心シンチ」とは何か?
略語の様な気はしていた
夏の集団検診の心電図検査で初めて再検査となった
かかりつけの医院でレントゲン検査(心臓肥大の確認)、ホルター心電図(24時間心電図)などの検査を経て、本日の大病院での「心シンチ」となった
当初の検査計画(?)では、血管造影剤注射によるCT(Computer Tomography/コンピューター断層撮影法)検査の予定であったが、私の腎臓を心配した大病院の医師の見立てから次の検査としては、
①心臓カテーテルによる検査(投与する造影剤が少ない)
または
②心シンチ
となった
持ち帰り、かかりつけ医と相談をした結果、次の検査は「心シンチ」となった
心:心筋血流
シンチ:シンチグラフィ(scintigraphy):体内に投与した放射性同位体(radioisotope、RI)から放出される放射線を検出し、その分布を画像化する画像診断法
心シンチ=心筋血流シンチグラフィということになる
かかりつけ医は、先に心筋そのもの動き(?)を確認し、その結果次第で、心臓カテーテル検査へ進めようと考えた
心シンチは、RI検査で行われた
RI検査はラジオアイソトープの製剤を体内に投与し、体内から発するガンマ線をガンマカメラ(SPECT、スペクト、Single photon emission computed tomography)で体外から撮影する画像診断法である
心シンチも前述の通り画像診断法であるが、RI検査はその対象範囲が広い
RI検査は心臓以外に、脳、肺などの臓器や骨なども画像診断診断対象としている
要は、「心シンチ」は「RI検査」で行うということである
RI検査はGEのMillennium MGというガンマカメラが用いられた
私の場合、「負荷心筋シンチ」検査となった
体に(心臓に)負荷をかけた状態と安静時の状態と2回検査を行い、その画像の差を見て心筋の状態を評価する検査である
負荷をかけた状態にするため、ランニングマシンに乗るのかと思ったが、私に対しては、擬似的に心臓に負荷(ジピリダモール負荷、Dipyridamole)を与えた状態にする薬剤(投与によって冠動脈の血管を拡張させ、負荷を与える)を注射にて投与する方法が採用された
(RI検査室内にはGEマーク(?)のトレッドミル(ランニングマシーン)も設置されており、これを使って運動負荷を与えることもできのだが、なぜ私にジピリダモール負荷の方式が採用されたかはわからない。年齢が理由なのか、手間が少ないのか・・・・)
この薬剤の投与は医師により慎重に行われた
負荷状態にする注射は生理食塩水とともにゆっくりと血圧、心電図を見ながらの投与となった
投与の間、医師は幾度か体に変調ないかとたずねてきた
大きな変調はないが、体が少し火照る感じがすることを医師に伝えると、血管が拡張されているのでそう感じるかもしれないとのことであった
薬剤が心臓に回るのに20分ほど待機した
ガンマカメラには仰向けに寝た状態で両腕は頭の上に上げ、お腹の部分は鉛で覆われた(心臓にフォーカスしたいからだと思う)
ガンマカメラは胸の周りを全周し、20分で撮影は終了した
その後は、昼食もとり、2時間後、一回目と同じく放射性同位体を注射し、20分待機した後に安静時の画像を撮影した
事前にいわれてはいたが、年金暮らし者にとって、本検査の料金は高かった
結果、何事も無ければよいのだが、年末になってしまった関係からか、診断結果は年を越えることになった
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