先にも書いたとおり私は環境保全・管理の仕事を10年余続けてきた
半期に一度、世界に展開している事業所、工場から排出されるCO2のデータを集めていた
私は何故、ひとつのデータに注目をし、少し深く考え、そのデータを追っていかなかったのか
気づいていたはずだ!
フランスの工場のCO2の排出はなぜいつもゼロなのか
4年間信頼性管理の仕事をしてきた
event treeやFTAの手法も学び、普及し、指導もしてきた
なのにラムッセン報告を知らない
話しを変えて
私の母は広島生まれである
昭和20年8月6日当日、母は広島にはいなかった
祖父母、叔父、叔母は広島に住んでいた
身内は幸いにして直接被ばくにて亡くなった人はいないが被ばくの傷跡は残されている
私は幼少期を広島で過ごしたし、12歳の時には原爆ドームも見ている
終戦記念日には黙祷もしたが、原爆について特別の関心も抱かず過ごしてきた
私の仕事を高く評価してくれる人も多くいた
しかし、今考えるに、私の仕事の輪は小さかったようだ
専門という輪のその先のもう一つの輪に目が向いていなかった思いである
目標を見つけると周りに目を向けない猪突猛進型が私の特性であるようだ
組織にとってこの特性を持った人間は使いやすかったであろうとの思いに今は至っている
前述に三つの切り口を示した
気づいたはずなのだ
もう少し、もう少し視野を広げてさえいれば
私の生き方さえも変えたかもしれない
核の恐ろしさに行き着いてさえいれば
私にも責任がある
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