2015年9月29日火曜日

除染作業

昨日、突然、除染作業員がやって来た
今から除染作業を行うという

それはおかしいだろう!
私の心はパチンとはじけた
出直して来いと追い返した

その後、我が家の除染方法を説明に来た「主任」とやらが、現場責任者らしきものを連れて謝りに来た

「やってあげる!」という気持ちでいるんじゃないの
「やらしてもらいます!」という気持ちで作業は進めるべきだよ
と言ってあげたのだが、何を言われているのかわからなかったようだ

明日の朝から作業をしたいということなので了解した

そして、今日、約束の朝、
除染作業員はやって来ない
午後になってやっと来た

「約束が違うじゃないか!」と言ってやりたいところであったが、見るからに雇われ作業員風の方が多く待っている中、出かかった言葉をグッとを飲み込み、作業を進めてもらうことにした

0.23μSv/h以上の放射線量が記録された対象建物の周り1mの場所の草刈りから始め、表土を5cm剥がした
誠に手際が良い

今日はここまでで作業は終え、明日来て「新鮮な土(?)」で剥がしたところを盛土するらしい

今日は、13人で作業をし、3つのフレコンバックに刈った草と、剥がした土が収納された

除染方法の説明時にはなかったことも行われていた
我が家の敷地内で、最大の放射線量があったガレージの屋根下の土をこっそりとサンプリングしていた
現場責任者にサンプリングした土は線種と汚染度を測定するんだろう
データーをくれと言ったら、その場で測定した数値を言われてごまかされた
「文書でくれ」と云いたところであったが、このところさすがの私も何だか面倒になってきていて、ごまかされたままとした

今回の土壌サンプル地点、2013年10月4日に測定した時、表土で1.80μSv/hの高線量であったが、今日時点での表土付近では0.18μSv/hと一桁低い値となっていた
ただ、不思議なのは1m高の空間線量の方が高く、0.21μSv/hであった
(何故なんだろう/いやだなぁ~)


現場監督の話によると、我が家の近くに除染作業の反対者いるようで、汚染廃棄物の保管場所へ行く道を通るなと言われているとかで、汚染廃棄物は遠回りをして、保管場所まで運んでいるんだと愚痴っていた

表土を剥がしている若い作業員に、「適当でいいんだょ。山の方は除染しないんだし」と私が言ったら
その若い作業員、「その通り!」と言ったよ
作業員も建物の周り1m程度の土を5cm剥がしても何の意味もないことをわかっているようだ

別の作業員は休憩中、「保育所なんかもっと広く除染してあげればいいのにね」と話してくれた

我が家に来た除染作業の現場責任者は熊本県から来た人で、除染作業員で紹介してくれた人は広島から来た人であった
岡山の高校を卒業した新卒者もいた
現場責任者は故郷の熊本には昨年の夏、お母さんの見舞いで帰ったきりだそうだ

休憩中、ほとんどの作業員がたばこを吸った
これだけ多くの人がいっせいにタバコを吸う風景は最近目にしない

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