5日ほど前から日本史を読み返している
読み返しているというと、持っていた日本史の本を再読しているようになってしまうが、そうではなく、図書館から適当に選んだ4冊の歴史書を同時進行形で読んでいるところである
日本史といえば、戦後時代、江戸時代、幕末、明治などの小説は別として、高校生の時に学んだとは言えず聴いたことがある程度の頭である
思いつき程度の気分で日本史に飛び込んだわけであるが、この日本史がなかなか面白く、今私はこの4冊の本を抱えて引きこもり状態にある
ここにきて、この「猛烈な残暑」で外作業ができないことを自分への言い訳とし、この4冊の本をあっちを読み、こっちを開きして家の中にこもりっきりである
この冬に凍結破裂した外流しの水道工事を途中で投げ出し、この本にかぶりついている
近くの街の図書館に日本史の本は多く存在はしていなかった
数少ない日本史の書棚から選んだ本は
1.日本の歴史 年表事典←これは小学館の学習マンガである
2.日本の戦争(田原総一郎)
3.幕末史(半藤一利)
4.昭和史(半藤一利)
これを気の向くまま、併読している
☆日本の歴史 年表事典←これは思ったとおりまったくダメであった
本棚に通史がなかったのでこれを借りてきたわけだが、私のぼんくら頭でも小学生用(?)の通史書は逆に辛い
仕方なくジャングルさんで「もう一度読む山川通史」(一般読者のために書き改めた通史)を購入した
この通史がなんと"販売累計66万部突破"だそうだ←ブームなのか暇人が多いのか分らないけれど、元は教科書、66万部はかなりの数ではないかと思う
☆幕末史(半藤一利)と
☆日本の戦争(田原総一郎)
併読するとなかなか面白い
半藤一利氏の書きようは巧みであり、読者を引き込む力に長けているが作者自身が述べているように反薩長色が色濃く出ている
田原総一郎氏の書きようは硬いが、芯を貫こうとする気概が感じられる
氏のこの本のテーマは「日本は何故あの無残な先の戦争を始めたのか」であり、それを捉えるため、幕末期から日本人がどのように考え、どう行動をしてきたのかを明らかにしようとしている
☆昭和史(半藤一利)
まず書き出しから面白い。幕末史でも紹介しているところである
「国をつくるに40年(明治維新から)、国を滅ぼすのに40年(太平洋戦争まで)、再び一生懸命国をつくりなおして40年(経済大国へ)、そしてまた滅びる方向に向かっている」
この語呂合わせのような40年の繰り返し説は私もしっくりするところである
経済大国へ向けての40年は団塊世代の40年と一致し、私の人生そのものといっても過言ではない
また日本の現状を見ると、氏が言うとおり、今、「滅び行く日本」期を迎えているのではないかとも思えるのである
この40年周期説は本書の結論であるかもしれない
幕末史に飽きたら次は何処に向かおうか
ネットの意見などによると、古代は確実に面白くないそうである
また、まじめに古代史から入るとそこで頓挫するそうだ
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